僕は近所の道を歩いています。
「あの道を横に入ると、何があるんだろう?」
「この場所、アニメに出てきそう!」
「この道を主人公に走らせたら、おもしろそう!」
そんなワクワク達と一緒に道を歩きます。
そう、僕は“歩き屋”なんです。
僕は子供の頃から空想を描くこと。
冒険をすること。
夢見ることが大好きな少年でした。
マンホールの中に入ったり、塀をよじ登ったり、森を探検したり…。
馬鹿馬鹿しい武勇伝なら話が尽きません。
ですがそんな僕も幼少期、母子家庭で育ち、ひねくれた子供でした。
母の愛を素直に受け取れず、自分の居場所がどこなのかを探す毎日でした。
母とのコミュニケーションがうまくいかず、なかなか言う事も聞けずにいたのです。
母からやさしくされた覚えはあまりないです。
ですが、厳しく言われ続けた言葉の数々は、
今振り返ると、 愛の言葉の数々だったのかもしれません。
今回、フリルは歩いて“あいのものがたり”をみつけます。
皆さんも“歩き屋”になってみてください。
いつも見ている景色も別の角度から、空想しながら、
ワクワク達と一緒に歩いてみてください。
あの角を曲がると…。
あのマンホールがいつの間にか…。
電柱が実は…。
不思議な世界はもう皆さんの近くにあるのかも。。。